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新エネルギーとは?新エネルギーについて詳しく説明

新エネルギーとは?新エネルギーについて詳しく説明

今回は新エネルギーについて紹介します。
最近は新エネルギーという言葉をよく聞きますが、とても抽象的な言い方になってしまうので、いまいち中身がわからないという人も多いはずです。
ぜひ参考にしてください。

目次

新エネルギーとは?

新エネルギーという言葉は、とても抽象的なので、まだ意味がわからない人も多いでしょう。
しかし、新エネルギーという言葉自体はよく聞くのではないでしょうか。

新エネルギーというのは、非化石エネルギー以外のエネルギーを指し、その中でも技術的には確立されているものの、経済的な事情などによって十分に普及が進んでいないものを指しています。
新エネルギーとして代表的なものの中には、太陽光発電や風力発電があるでしょう。

新エネルギーにはどういったものがあるのか

ここでは新エネルギーにはどういったものがあるのかを紹介します。

太陽光発電

太陽光発電は文字通り太陽のエネルギーを利用して発電するものになっています。
一時的には国策で取り組んでいましたが、まだまだ課題が山積みで、本格的な普及には至ってはいません。

風力発電

風力発電も新エネルギーの代表格です。
日本は風力発電との相性が悪く、風の強い場所が限られていますし、狭い国土に大量の風量発電装置を立てるのが難しくなっています。
こういった事情もありますので、まだまだ普及は進んでいないのが現状だと言えるでしょう。

水力発電

日本における新エネルギーに該当する水力発電は、中小水力発電と呼ばれるものになっています。
これは発電力が一定以下の水力発電のことを指しています。
水力発電は、設置できる箇所が限られているのです。
日本は、高低差のある土地が多いので、そのような意味では水力発電との相性は悪くはありません。
しかし、まだまだ本格的に普及しているとは言えないでしょう。

バイオマス発電

バイオマス発電は、簡単にいえばゴミを使った発電です。
ゴミを燃やしたり、燃料化したりして発電しようというものです。
もちろん、ゴミといってもバイオマス由来のものではなければ、発電には使えません。

地熱発電

地熱発電は地中から噴き出た蒸気を利用して発電をするものです。
日本は、地理的にも地熱発電に向いている国なので、地産地消型のエネルギーとして、大変注目が集まっています。
ただし、全体としてみれば、とても普及しているとは言えない状態です。
また、条件に合致する箇所はあっても、地域差がありますので、使えるところと使えないところの格差が大きいです。

雪氷熱利用

これは発電ではありませんが、雪や氷のエネルギーを夏に違った場所で利用しようというものです。
日本は四季がはっきりした国で当然、冬には雪が降ります。
春になるとやがて溶けますが、それをそのままにしておくのはもったいないです。
これを有効活用することができれば、かなりのエネルギーロスを減らすことができるでしょう。
また、日本は雪や氷が多い場所でもありますので、有効活用することができれば、大きな武器になります。
地域によって雪が降らないなどの格差はありますが、スポット的に利用することができればさまざまな恩恵を得ることができます。

新エネルギーのメリット

新エネルギーのメリットについて確認してみると、基本的には無尽蔵にエネルギーがあるという点でしょう。
特に太陽光などは顕著で、太陽がなくなるというのは、近い将来では考えにくいです。
さらに、クリーンエネルギーという点も大きいでしょう。

新エネルギーのデメリットや課題

今度は新エネルギーのデメリットや課題について考えてみます。
まず、新エネルギーは、基本的にどれも密度が低いというものがあります。
そのため、まとまった電力を手に入れるために、膨大な設備が必要になるのです。

たとえば、日本でいえば風力発電がそれにあたり、膨大な設備を建設するだけの土地がありません。
太陽光パネルにもそういったデメリットはあり、現状では太陽光パネルを設置するためにわざわざ森林を切り開いていますので、脱炭素をするどころか、まったく真逆の行為をやっているに等しいです。

さらに、新エネルギーの中には不安定なものも多いです。
そのため、ベースロード電源として考えた時には使えません。
たとえば、太陽光発電や風力発電は、風が吹かなかったり、太陽が出ていなかったりすると大幅に発電力が落ちてしまいます。

ほかにも、誤った価値観を生んでしまうデメリットもあるでしょう。
その典型が太陽光発電の設置のためにわざわざ森林を切り開く行為や原子力発電の正しい評価ができない盲目的な状況です。
新エネルギーによる発電をしなければならないという盲目的な状況が、現状で最も効果的な発電方式である原子力発電の停止を招き、国民に苦痛を与えているようになってしまうのです。
これについては、それぞれ個別の発電方法をしっかりと把握して、バランスの良い電力供給を行っていく必要があるでしょう。