お知らせ

お知らせ 2022.08.01

「糸魚川発電所」の株式譲渡契約

2022年08月01日

「糸魚川発電所」の株式譲渡契約締結のお知らせ

-脱炭素に向けた石炭火力トランジションの推進-

イーレックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:本名均、以下「当社」)は、電源開発株式会社(以下「J-POWER」)と太平洋セメント株式会社(以下「太平洋」)が共同事業を行っている糸魚川発電株式会社(所在地:新潟県糸魚川市)に関し、今般J-POWERより保有する全株式(株式総数の64%)を取得する譲渡契約を締結しましたので、以下のとおりお知らせいたします。

イーレックスは、脱炭素とエネルギーの安定供給の両立を基軸に「脱炭素に向けた新たなイノベーションを起こす」ことを中期経営計画の最重点取組とし、国内はもとよりベトナム等海外においても、本件同様の石炭火力トランジションによる脱炭素に向けた事業の推進を行っております。

石炭火力トランジションは、当社初のNon-FIT発電事業となり、既設の石炭火力発電所に対して、バイオマス燃料を混焼・専焼することで、「新たなバイオマス発電として活用」し、電力の安定供給に貢献いたします。また、CO2排出量を削減し、脱炭素社会の実現に貢献することはもちろん、輸入化石エネルギーである石炭への依存度を削減する事等、エネルギーセキュリティーにおいても現実的な対応に資することと考えております。加えて、太陽光発電や風力発電等の自然変動性の再生可能エネルギー電源が増加する中で、火力発電が担う出力調整等の重要な役割を、脱炭素電源であるバイオマス発電が担うという側面もあります。

太平洋との共同事業による糸魚川発電所の石炭火力トランジションは、イーレックスが独自で調達・開発し、コスト面でも優れたバイオマス燃料を活用することで経済合理性を追求して参ります。

加えて、発電所の操業を継続する事は、地元経済、雇用に与える効果も大きいことから、石炭火力トランジションは地域への貢献にも繋がると確信しております。

イーレックスは、「再生可能エネルギーをコアに 電力新時代の先駆者になる」というビジョンのもと、共創パートナーとのシナジーを追求しながら、バイオマス等再生可能エネルギー事業の競争力の向上を図り、国内外で事業を拡大していくことにより、脱炭素社会に向け企業価値の最大化を目指してまいります。

糸魚川発電所事業概要

会社名糸魚川発電株式会社
資本金と構成20億円(出資比率:J-POWER64%、太平洋36%)
運転開始年月平成13年7月
本店及び発電所所在地新潟県糸魚川市
発電設備石炭焚汽力発電設備(ボイラ形式:循環流動層型)
定格出力149,000kW

スケジュール

令和4年7月28日株式譲渡契約締結
令和4年8月1日株式譲渡日