バイオマス燃料開発・活用の取り組み －ソルガム栽培の進捗および糸魚川発電所での混焼のお知らせ－

イーレックス株式会社

イーレックス株式会社は、脱炭素社会実現に向けた取り組みの一つとして、以前よりバイオマス燃料の開発に取り組んでおり、その一環としてベトナム国でのニューソルガム(以下、「ソルガム」)の栽培を行っております。
この度、ベトナム南部エリアにおいて、イーレックスは大規模でのソルガム栽培を実施いたしました。収穫したソルガムの一部は試験造粒し、特段問題なくペレット化できることを確認できました。さらに、昨年末には当社の糸魚川発電所(新潟県糸魚川市）にてソルガムペレットと石炭の混焼試験を実施し、設備トラブルなく発電・送電に成功いたしました。今後、収量の最大化と栽培コスト削減のためソルガム栽培を継続し、併せてペレット工場の建設に向けた検討を進めて参ります。

イーレックスは、国内外の石炭火力発電所のコンバージョンに使用する発電用燃料として、ベトナム国での新燃料の開発に取り組んでおり、ソルガムは新しいバイオマス燃料としての可能性を秘めたものです。ソルガムは貧困な土地においても栽培でき、ベトナム国の気候および約3か月という早生であることから年三期作が可能です。

イーレックスは、今後の国内外の事業の発展において、新燃料の開発・実用化による競争力の創出は不可欠であると考えております。より早急な新燃料の実用化に向け研究・開発を進めていき、これらの取り組みを通じて、CO2の削減、脱炭素社会の実現に向けて貢献して参ります。