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お知らせ 2023.07.10

ベトナム国における木質ペレット工場起工式 イーレックス初、木質残渣活用した木質ペレット製造工場

イーレックス株式会社

ベトナム国における木質ペレット工場起工式のお知らせ
バイオマス発電所に併設した一貫プロセスプロジェクト
~当社初、木質残渣活用した木質ペレット製造工場~

イーレックス株式会社は、ベトナム国で計画を進めておりました木質ペレット工場「イーレックス・サクラ・バイオマス・イェンバイ工場」(以下、本プロジェクト)について、2023年7月6日ベトナム国において起工式を執り行いましたので、下記の通りお知らせします。

本プロジェクトは、再生可能エネルギーの開発・導入の観点から、ベトナム国において新設バイオマス発電所建設に先立ち、未利用となっている木質残渣等を木質ペレットに加工し、主に発電用燃料として活用、販売する事を目的として、ベトナム国YenBai省において建設を進めるものです。ベトナム国内の木質残渣等を使用した木質ペレット製造工場は、イーレックスとしては初めてのプロジェクトであり、サクラグリーンエナジー合同会社(本社:ベトナム国ハノイ市、代表取締役社長VU THANH TRUNG)とイーレックスの共同事業であります。

約3ヘクタールの敷地に加工工場を、原木ヤード、管理事務所を建設し、15万t/年の製造能力を有し2024年9月の完成を予定しています。製造した木質ペレットは、石炭火力発電所から排出されるCO2の削減を目的として、イーレックスが検討を行っている石炭火力トランジッション(フューエルコンバージョン)への活用も検討してしています。

当日は、日越友好議員連盟 幹事長 林幹雄様、日越友好議員連盟 宮内秀樹様、YenBai省DO DUC DUY(チャン・フィ・トアン)知事を始めとする関係者等総勢300名程の皆様にご列席を頂きました。

日越友好議員連盟 幹事長 林幹雄様からは「この度の木質ペレット工場は、イーレックスが、ベトナム国で進めている木質残渣を活用したバイオマス発電所の開発に先行して、建設されるものであり、ベトナム国におけるバイオマス燃料開発、技術開発の促進をより強化、促進するものであり、世界から注目されるプロジェクトとなることを確信しております。そして当然、日本政府としても東南アジアにおける先進的な脱炭素プロジェクトとして注目しています。イエンバイ省が、ベトナムで初となる大型バイオマス発電所の建設場所となることは、ベトナムにおける将来のバイオマス発電の飛躍につながっていくことになると確信しています。そして、生み出されるクリーンな電気、雇用などを通じ、イエンバイ省はもちろんベトナム全土を活性化させていくことになると思います」との祝辞を頂きました。

イーレックス代表取締役社長 本名 均は「このペレット工場を皮切りに、バイオマス発電所建設計画を推し進め、ベトナム国に貢献するため、不退転の決意で、不断の努力を続けて参る所存です。」と改めて決意表明を致しました。

本プロジェクトは、イエンバイ省での新設バイオマス発電所建設に先立ち、バイオマス燃料確保のため建設をするものであり、本プロジェクトは、イエンバイ省の地域の皆様の雇用創出、経済の活性化に貢献できるものと確信しております。更に、ベトナム政府が表明した「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロへ(カーボンニュートラル達成)」にも資するものです。

イェンバイ省人民委員会
チャン・ホイ・トゥアン委員長(右)

燃料プラントプロジェクトの起工式

チャリティーハウス引き渡し式

また、本プロジェクトの建設地であるイエンバイ省の貧しい地区に対してチャリティーハウス建設費用を寄贈しました。

イーレックスは、「新たな発想と行動力で、未来を切り拓く」をミッションに「再エネをコアに電力新時代の先駆者になる」という2030年ビジョンのもと、経済合理性を追及しつつ再生可能エネルギーを基軸とした事業を通して国内外の脱炭素の社会の実現を目指しております。これまで培ってきたバイオマス発電事業、燃料事業等のノウハウを駆使し、エネルギーコストの低減を様々な方面よりアプローチしていきます。

【木質ペレット工場の概要】
(1) 事業運営 :イーレックス・サクラ・バイオマス・イェンバイ工場
(2) 所在地 :ベトナム国イエンバイ省
(3) 総投資額:20,400,000USD
(4) 生産能力:15万トン/年
(5) 販売開始日 2025 年1月(予定)

以上