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再生可能エネルギーへの転換!進め方は?取組事例をご紹介します

再生可能エネルギーへの転換!進め方は?取組事例をご紹介します

再生可能エネルギーが注目されていますが、再生可能エネルギーを導入するにはどうすれば良いかわからないという方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで、今回は再可能エネルギーの進め方や取り組み事例を紹介していきます。

再生可能エネルギーへの転換が必要なワケ

地球温暖化が深刻化を極め、二酸化炭素の排出量削減やプラスチック製品の削減など脱酸素への取り組みが求められる中、再生可能エネルギーへの転換も企業が取り組むべき課題の一つです。
再生可能エネルギーへの転換は環境問題への貢献につながり、企業のCSRが果たせるだけでなく、企業が国際競争力を高め、取引先や消費者から支持を得て生き残りを図っていくためでも必要性が高まっています。

世界を挙げての地球温暖化抑止のための取り組みが大々的になった時やSDGSといった動きが起こるまでは、再生可能エネルギーへの転換に消極的な事業者も少なくありませんでした。
設備投資がかかる、設備更新の手間がかかる、再生可能エネルギーでは生産性が下がるなどと考えられていたためです。

ですが、製品や商品の購入や投資先を決めるにあたり、企業がいかに環境保護に取り組んでいるかが重視されるようになってきており、再生可能エネルギーに転換することで社会からの信頼を得ることができます。
環境投資として市場から資金を集めやすくなったり、製品やサービスの売れ行きが伸びたり、優秀な人材が採用できるようになるのです。

どのように進めるか

従来、再生可能エネルギーへの転換が思うように進まなかった背景として、設備投資のコストや手間がかかる点が挙げられていました。
ですが、再生可能エネルギーへの転換にあたってはデメリットだけでなく、メリットも考えて、企業にとって最もメリットが生み出される方法を選ぶことがおすすめです。

環境保護に貢献するという社会的な役割だけでなく、コストダウンや生産効率アップ、新ビジネスの創出や事業の多角化、売上アップなど、企業成長にもつながる方法を選びましょう。
ただ再生可能エネルギーに転換するのではなく、それによって生み出される利益を検討することが大切です。

取組事例について

環境保護に取り組みながら、企業成長にもつながるWin-Winな再生可能エネルギーへの転換はどのようにすれば実現できるのでしょうか。
取組事例を参考に考えていきましょう。

太陽光発電の設置と蓄電池の導入

オーソドックスな取組事例からご紹介します。
工場や商業施設などの屋根といった広い空きスペースに太陽光パネルを設置し、余剰電力を溜めておく蓄電池もあわせて導入する方法です。

工場や商業施設の機械の稼働や冷暖房、照明などに使う電気を、自家発電によって賄い、電気代が抑えられるうえ、停電時や災害時には太陽光発電と蓄電池に蓄電されていた電力を活用しながら凌ぐことが可能となります。
急な停電で機械が停止するのが困る、長期の大規模停電や災害によって事業の停滞や長期の休業を強いられることは避けたいといった場合に役立てることが可能です。

バイオマス発電の設置とゴミの減量

バイオマス発電は生ごみやおがくずや木質チップ、家畜の糞尿などを原料に発電する再生可能エネルギーの一つです。
商業施設などでバイオマス発電のシステムを導入することで、ゴミの減量と自家発電による電気代の節約や非常電源の確保が可能となります。

飲食店や食品販売店が多く入った商業施設においては、調理中に出る生ごみをはじめ、客の食べ残しや食品の売れ残りなど大量の廃棄物が出るのが実情です。
食品ロスの取り組みを進める一方で、出てしまったゴミについては施設において回収する仕組みを作り、それを原料にバイオマス発電を行います。
これによって、施設内の冷暖房や照明などの電気を賄う取り組みです。
施設だけでは十分なバイオマス発電の原料が得られない場合や、より大規模な発電を行うために、地域の飲食店なども巻き込んだ取り組みをしている事例もあります。
運営する商業施設だけでなく、界隈の飲食店や他の大型施設からもゴミを集めて、バイオマス発電の原料にするものです。

地域のゴミが減らせ、ゴミを回収に出す飲食店や他の施設においては、事業系ゴミの処分費用を抑えることが可能となり、SDGSに貢献しているお店や施設としてアピールすることも可能です。
地域社会にも貢献しながら、自社の施設にもメリットがあり、地域や自社施設のテナントも含めてWin-Winのメリットが得られます。
さらに、屋根に太陽光などを乗せれば、ダブルでの発電も可能となります。

第一次産業における取組事例

農業法人や農家でも再生可能エネルギーへの取り組みを通じてメリットを生み出しています。
高さが低い作物を栽培している畑で、太陽光パネルを設置してその下で作物を栽培し、発電した電気はハウスの加熱に使うといったものです。
ハウス栽培には莫大な光熱費がかかるため、再生可能エネルギーに転換することで光熱費の削減が可能となります。

ハウスの加熱には重油を使っているケースが一般的です。
重油の値上がりによるコストアップの影響も受けにくくなるため、ランニングコストを抑えながら、安定的に農業経営をしていけるのもメリットです。