お知らせ

お知らせ 2020.10.19

インドネシア共和国におけるバイオマス燃料調達のための合弁会社設立

イーレックス株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」という)の燃料調達に関する統括拠点子会社イーレックス・シンガポール(所在地:シンガポール共和国、以下「ES」という)は、PT Dharma Satya Nusantara(本社:ジャカルタ、インドネシア共和国、以下「DSN」という)の子会社PT Dharma Energi Investama(本社:ジャカルタ、インドネシア共和国、以下「DEI」という)との間で、インドネシア共和国(以下、インドネシア)に合弁会社を設立し、集荷ストックパイルを設置することといたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

1.設立の目的
当社グループは、2030年ビジョンとして「再生可能エネルギーをコアに 電力新時代の先駆者になる」を掲げており、信頼と協力のもとでこのビジョンを実現していくことにより、来るべき脱炭素社会において評価され、必要とされる会社となることを目指しております。国内では、5か所のバイオマス発電所を運転・開発中であり、さらには、Non-FITの大型バイオマス発電所の開発、海外においてはシンガポールを中心とした燃料事業の拡大、カンボジアでの水力発電所の開発等、グローバルで再生可能エネルギー事業の推進を行っております。
一方、DSNは、インドネシア証券取引(IDX)の上場企業で、インドネシア・カリマンタン島東部に自社プランテーションを所有しており、プランテーション運営を通じた粗パーム油製造、木材製品製造等を行う現地大手事業会社です。
当社は、自社グループが運営するバイオマス発電所の燃料として、PKS(パームヤシ殻)を東南アジアから調達しており、長期的、経済的かつ持続可能性を備えたPKSの確保が重要となります。この度、自社プランテーション、ミルを所有するDSNと共同で集荷ストックパイルを設置することにより、長期的かつ経済的なPKSを一層確保することが可能となります。また、DSNのCPOミルはRSPO認証を完備しており、現在経済産業省が議論を進めている「バイオマス燃料の持続可能性の確認」の方向性に沿うものと評価し得り、当社の安定的な燃料調達、供給に多大な貢献が期待されます。
10月8日には、当社、DSN間での合弁契約調印式が執り行われ、当社代表取締役社長 本名均は、「本日契約に至ったことに大変嬉しく思っている。長期にわたり両社の信頼関係を保ちながら、本プロジェクトを拡大させていきたい」、DSNのAndrianto CEOは、「地球環境に配慮し、持続可能な社会の実現を果たすという両社共通目標の達成に向けて、事業を進めていくことを楽しみにしている」と両社から今後の事業拡大に対する挨拶が行われました。
当社は、「再生可能エネルギーをコアに 電力新時代の先駆者になる」というビジョンのもと、共創パートナーとのシナジーを追求しながら、バイオマス等再生可能エネルギー事業の競争力の向上を図り、国内外で事業を拡大していくことにより、脱炭素社会に向け企業価値の最大化を目指してまいります。
 
2.会社概要

商号 PT Dharma Sumber Energi(DSE)
所在地 インドネシア共和国
代表者の役職・氏名 代表取締役 FRANCISCUS EFFENDI SULISETYO
事業内容 バイオマス燃料ストックパイル、輸出事業
資本金 US$500万
出資比率 DEI社67%、ES社33%
設立年月 2020年10月

DSN

2020年10月 合弁会社設立
2020年12月 ストックパイル事業開始(予定)
2021年9月 初出荷(予定)